一点突破!! IT企業の生き残り策に学ぶ ストックビジネスへの事業転換

今月のSBA事例解読レポートはサイボウズ株式会社

「一点突破!! IT企業の生き残り策に学ぶ

ストックビジネスへの事業転換」です。

 

今日はそこで私が感じたポイントから・・・

サイボウズは1997年設立の、今となっては

IT業界では微妙な古株とも言えます。

 

サイボウズというと「働き方改革」での青野社長の

発言や、マスコミ報道から感じる「元祖育メン」的な

ソフトな人物のイメージでしたが、

 

事業の変遷を調べてみると決して平たんな

道ではない、ソフトウエア業界の生き残りを

賭けた戦いを勝ち抜いて来た骨太の社長像が

浮かんできます。

 

今も元気な成長企業ですが、一歩踏み外せば

もしかしたら会社存続すら厳しかったのでは

ないかと思います。

 

しかし、フローなパッケージ販売からストック

ビジネスに至る過程には、私たち経営者が

フローからストックへ移行する場合のヒント

が見えてきます。

 

創業の1997年といえばWindows95が出た

直後で、まさにパッケージソフト全盛時代ですので

そこで生まれたビジネスモデルがパッケージ

ソフトであるのは当時なら当然です。

 

しかし、そのビジネスモデルは継続的な成長

をもたらすものではないので、2000年8月の

上場後業績の停滞期を迎えます。

 

そこで、販売数が将来の継続的な資産になる、

初めてのストックビジネスへの転換を2001年

に開始しますが、それが売り切りのモデルから

年間契約の保守を結ぶサブスクリプション型の

モデルです。(継続課金をいい、以下、サブスクと省略します)

サブスクと言えば今や世界的なトレンドになって

いますが、日本のIT企業では最初に始めたのが

サイボウズとも言われているくらい、

サイボウズは生き残る方法としてサブスク

つまりストックビジネスへの道をひた走るのです。

 

≪≪中間省略≫≫

 

途中には業績不振から青野社長が辞意を表明

した時期もありますが、今思えばまさに

インターネットによるイノベーションの転換期

を乗り越えた経営者としての力量を感じます。

 

そもそも販売時にはなかった保守契約を有償で

行う決断を下したことで財務体質を変えました。

もしあの時に顧客からの反発や株主を恐れて実施

していなければ今の会社は存在しないかもしれないのです。

 

そして世界的なクラウドへの転換期2015年に

は計画的な赤字の必要性を株主向けの事業説明で

説いています。

(参考画像)

 

まさにストックビジネス成功のポイントを押さえて

一点突破に踏み切る判断です。

 

【ポイント】

1・ 継続価値を提供できる最小収益ユニットを

徹底的に磨く、ここではkintone

   ※継続率はその指標

 

2・ その収益ユニットで将来像をシミュレーション

できたら短期利益より一気拡大

 

 

長期的視点で行ったストックビジネスへの転換に

同じ経営者として学ぶことが多いレポートです。

 

 

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大竹啓裕

 

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